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旅、ごはん、歌、臨床心理の勉強など興味のあることと、考えたことの記述

ぐでたまの仲間

リラクセーションの方法で、漸進性筋弛緩法というのがある。漸進性というのは「順を追って」ということ。

 

ざっくり言うと、大切なのは

1.力を入れる

2.ゆるめる

 

という手順。いきなり「はい力ぬいて」と言われてもむつかしいんだけど、この1の「力を入れる」手順を経ると、ゆるめる感じが分かり易くなる。手、腕、首、肩、顔、背中、足・・・と身体の部位ごとに「力を入れた状態」「ゆるめた状態」を意識しながらやっていく。

 

漸進性筋弛緩法と似た発想で、イメージ使ってやる方法もある。面接で試してみて良さそうだったのは

「ゆでる前のスパゲティ」と「ゆでたあとのスパゲティ」のイメージ。

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かたいね!これが力の入った状態。

「まず、これになってみましょう」と言うとみんなピーン!となる。「ゆでる前のスパゲッティになるとどうですか・・・本当かたいですねえ、このかたさをしばらく感じてみましょう・・・どこに力が入ってますか・・・ああ、おでこ?!へえ〜、・・・ああ、足の

先もかたいですか、確かにピーンとなってますねえ」と報告してもらいつつ、フィードバックしつつ。

 

「では次に、ゆでたあとのスパゲティになりましょう」と、こんどはこんな感じの画像を見せる。

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ピーンてなってた人がこれ見るとちょっと笑います。それで、ぐでっとなってくれます。「ゆでたスパゲティはどうですか・・・力ぬけてますね〜。どうですか〜」ということで、こんどはその感じを味わう。

 

同じように、サンリオのキャラクターの「ぐでたま」も使えるという情報がありました。

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それで、これも試してみました。

あるクライエントさんは、これを見てくすっと笑ってくれたが、その場ではこのぐでたまの真似はしようとされなかった。

 

なんででしょう。

やはり先に

手順1.力を入れる

をやったほうが、

2.ゆるめる

に行きやすいんですかね。

 

そこで、ぐでたまにも固い相方があるといいだろうと考え、わたしは「かたゆでたま」を描いてみた。

 

まだ誰にも試していないが、近々試してみるつもりだ。

リラクセーションに役立つようであれば、サンリオさんに新キャラのご提案をしなければ・・・。

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メロンパンナちゃんに気付かされた「歌の記憶」の特殊さについて

面接で出会ったある幼児がアンパンマンの「サンサンたいそう」が好きとのことだったので、その動画をyoutubeでチェックし、曲をざっくり覚えた。

 

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面接は無事に終えたんだけど、数日後(今日)になってその歌が、頭の中で何度もまわる。それも

ロールパンナは、メロンパンナの、おねえ、ちゃ、ん〜♪」

というところばっかり。

 

何回か歌っていてこの歌詞は「ロールパンナは、メロンパンナのお姉ちゃんなんですよ」という兄弟関係を述べてるんだ。と、はじめて気付いた。

 

それまでは「ロールパンナワ、メロンパンナノ、オネエチャン」って言ってただけで、意味を伴ってなかったんですね。それが、やっとその瞬間、頭の中の蓄音機からの情報を情報として(だいぶ、くだらないことではありますが)受け取ることができたんです。

 

不思議なことですが、歌詞は内容を理解しなくても記憶できてしまうんですね。まるのみのように。で、蓄音機のように再生してるうちに、「リスナー」としての自分を起動する余裕ができてくるんでしょうか。ふとした瞬間、再生中の文の意味を理解するときが来る。

 

これ視覚でいうと、写真的な記憶と似ているのかな。あの、神経衰弱してるときなんか、全貌をパシャっとカメラで撮ったみたいに記憶できる人は、どこに何があるか「ここが1,ここが4」みたいにリハーサルを繰り返して憶えてるわけじゃないんですよね。頭の中の写真に戻って、どこに何があるか、見てるだけだという。それの聴覚刺激バージョン。

 

以前読んだ論文で

「同一の言語情報を持つ歌声と話声を聴いた際のヒトの脳活動部位は異なる。歌を聴いた際の方が脳の活動は広範囲にわたり、前頭葉の最も後方に位置する、身体運動に関連した部位(とりわけ口や下を動かす部位)に活動がみられる。対して、話声を聴いたときに活動する脳部位は側頭葉にある言語理解の依存する部位が活動する」

というのがあった。

 

言葉は、歌にすると、理解せずとも引き出しに入れちゃうことができるんですね。引っ越してから開けてない段ボール箱みたいに、歌ってみるまで情報は吟味しないんですが、歌ってみたらちゃんと中身が詰まっている。

 

幼い頃に憶えた歌なんかは、今歌ってみて歌詞の意味を理解したところで、がらくただらけのおもちゃ箱みたいなものだけれど、それでも何か懐かしいものが入っているというのは、嬉しいことだ。

 

the Iron Man

8才のボキャブなので、相応の本を読む。Y4がこの冬に読んでた物語、アイアンマン。どこから来たのか誰が作ったのか誰も知らない、鉄で出来たものを食べまくる大きなロボットの話。

 

最初は不気味な侵略者的扱い。食べ物の匂い(鉄をたたく音)につられて落とし穴に落っこち、土で埋められる。そこから這い出して来て、スクラップ置き場で大好きなごはん(壊れた機械類)にありつく。一連のエピソードから、どうもこのIron Manは、ガタイは大きいがバカっぽい、と想像してしまう。

 

しかしながら最後は更に大きいSpace-Bat -Angel-Dragonという怪物が出てきて、そいつと闘って英雄になった。そしてその闘い方は、怪物をけしかけて勝負を約束させ窮地に追い込んだり、闘いに必要な機械や燃料を各国から取り寄せ、人間のエンジニアと組んで計画を遂行したり、えらい賢くなっている。

 

これは名作なのか?

やや謎だ。

しかしIron ManとSpace-Bat-Angel-Dragonの闘いシーンは、熱さに耐える我慢比べであり、耳が溶けたりして壮絶である。そういうのが面白かった。

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春陽

http://www.thepicta.com/place/%E5%85%83%E7%94%BA%E6%98%A5%E9%99%BD%E8%BB%92/271539714

 

閉店していたことを知らずに、ときどき歩いて行っては

あれ、今日もお休みかー、と言ってたんだけど、

昨日行ったら看板も外されていた。

 

去年の10月からかー。知らなかったなあ。

 

それにしても、愛されてたんだなあ。

そりゃそうだよなあ。

何食べても美味しいし、

おじちゃんもおばちゃんも素敵だったもの。

おふたりお元気で旅行なんかされてると良いなと思う。

 

 

尾瀬

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尾瀬に行ってきました。東京ー上毛高原ー戸倉ー鳩待峠ー山の鼻(新幹線、路線バス、乗り合いタクシー&徒歩)・・・1日目は移動だけで夕方。5月下旬なのに雪だらけで驚いた。

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雪と泥とまっすぐな道と高い空、冷たくて清んだ空気、雪解けの水音、鳥(うぐいす、かっこう、ひばりの3つは分かったんだけど、ほかにもいた)の歌声、水にあたる光の美しさ、天気と時間の変化で移り変わる景色にまったく疲れを感じず歩きに歩いた。ああ、もっと歩きたい、もっともっともっと歩きたい。休憩要らん、時計も要らん、どんどんスピードは上がり、疲れない。完全にウォーキング・ハイ。

 

尾瀬の空・霧・野・小径・水芭蕉もぜんぶ初めて見た。「夏の想い出」は昔から大好きでよく歌ってたけど、この景色を知らずに歌ってたなんて!

 

いちどあのふもとの村に住み、春~夏~秋の尾瀬の風景変化を確認すべく、日々歩き回る生活がしたい。

 

国立公園内ではせっけんも歯磨き粉も使えないし、トイレに入るにはいちいち100円かかるし、インターネットもない。暇になると話をするか、歩くか、歌うか、本を読むしかないし、寒ければお湯かお布団に入るしかない。

 

そうやって日常から断絶してくれるのも良かった。

また行きたいなぁ。

ミイラの作り方

www.youtube.com

 

Y4、最近は古代エジプトの文化を研究してる。

mummification(ミイラ作り)の劇をするということで、その手順を調べる。子がiPadで調べるが、Step 1、脳みそを鼻から取り出す。

ってえぐすぎる、本当か?と思って一緒に調べたら本当だった。

ダッコダッコ

ちょっと混雑気味の、休日快速電車で。

 

シートに座ってるママと、その膝の上に1歳半くらいの女の子。その前にお父さんが、海外旅行帰りっぽい大きなトランクと、荷物の詰まったショルダーバッグ、子供用のリュックなど全部支えながら、片手で吊革持って立っている。

 

結構疲れる状況だと思うんだけど、そこでママの膝に座ってた子が唐突に言う。

 

ダッコダッコ!

 

パパに手を伸ばしながら。

 

パパは、すぐに荷物をきちんと重ね直し、シートに座ってるママに支えやすいよう差し出すと、女の子を抱っこする!

 

ダッコダッコは、マンド(要求言語)。

それは穏やかな声で発せられ、すぐに強化された(要求していたものが与えられた=パパが抱っこしてくれた)。あの子は穏やかにまっすぐに自分の要求を伝える行動が増えるだろう。そして子の笑顔でパパの親切さも強化されていく。

 

幸福な関係だな。と、私は思った。けれど、この子みたいにちゃんとマンドを獲得したのに、大人になって自分の要求がストレートには全く言えなくなってる人も沢山いると思うんだけど、あれはどんなことがあったらそうなるんだろうか。

 

ぼんやり考えていると目的地についていた。