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旅、ごはん、歌、臨床心理の勉強など興味のあることと、考えたことの記述

イギリス人のノート投げ

イギリス人はノートを配るとき、投げる。

どんなでかいノートでも、角が尖ってても、

机やカーペットに投げつける。

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上品な先生でも、おとなしい子どもでも

ノートは投げるもんやとおもてるから、ごんごん投げる。

 

最初は「おおっ?怒ってんの?」

と思ったがそうではない。

 

本の学校であんな風にノートを投げたら、乱暴者やと思われるでしょう。

「ノートは 投げません」と100回書かされる子もいるかもしれないです。

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些細なことだけど、英国人がノートを投げ配るの見ると

異文化を感じます。

 

 

 

 

 

IBとPYP

IBはInternational Baccalaureate (国際バカロレア)という教育プログラム。

PYPはPrimary Years Program の略で、IBのうち幼児~小学校(3~12才)の教育プログラムをさす。

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神戸ではカナディアン・アカデミー、マリスト・ブラザーズ、ヨーロピアン・スクールの3校が実施している。先日ヨーロピアン・スクールのIB説明会を聴講し、概要が分かったので記録。

 

IBでは、具体的に教えるトピックは定められていない。むしろただ大枠の理念というか、哲学のようなものだという。子どもに知識を詰め込むのでなく、全体的な存在として相互に関わりながら、世界をよくする働きができる人を育てるという理想を掲げている。具体的には

 

「知識のある人、探求する人、考える人、コミュニケーションをとる人、信念を持つ人、心を開く人、思いやりのある人、バランスのとれた人、挑戦する人、振り返りのできる人」

 

を育てるとある。

 

「knowledge を持ちつつconceptを理解し、skillsを身につけ、自らresearchし、他者と相互に学び合い学んだことをactionで示すattitudeを備えたcreativeでinteractiveな人物」を育てるため、教科を超えて1つのテーマについてしばらく学ぶという。そのテーマとは、例えば「human body」とか「pollution」とか。

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一見楽しそうで、自分も子どもの頃にこんな教育を受けたかった、ようにも思える。けど、IBにも疑問・問題点はけっこうあるんじゃないか。例えば

 

・成績などが標準化しづらそう。進学や転校のときどう能力を評定するのか?

・先生によって授業の質が大幅に異なりそう。

・creative, interactiveでいることが苦手な子もいる。スペシャルニーズへの対応には指針があるのか。

 

など。

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教師も、単に知識を授ける人間ではなく、good facilitatorとして機能しなくてはならない。先生もcreativeでinteractiveじゃないと勤まらないですね。 

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ばすきんろびんす

今日は忙しかった。帰り道、見るものすべてが美味しそうに感じられる。くまごろうラーメン、鯛焼き屋はぶじ通り過ぎたものの、神戸サウナ1階の31アイスクリームの灯りに引き寄せられる。店員さんが気の毒そうな顔をして「すみません11時までなんです」

 

時計を見ると11時05分だった。

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ハーゲンダッツが食べたい夜はこれまでにもありましたが、ばすきんろびんすが食べたい夜というのもあるんですね。

 

また11時前に行こうと思いました。

 

知能検査、IQまわりの「初」整理

 

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1905年 ビネー(& シモン)

“ビネー式知能検査”

目的:発達が遅れている子どものスクリーニング

※IQの概念は、まだなかった

※世界初の知能検査。

 

 

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1912年 シュテルン

ビネー式を用いて、標準的な発達水準における相対的な知能の位置づけを知能指数(IQ)を提唱、「精神年齢(MA)/生活年齢(CA)x100」で算出するものとした。=

※初の「IQの概念」を提唱。

 

 

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1916年 ターマン

スタンフォード・ビネー式

→米国むけに標準化する際に、シュテルンの「IQ」の考え方を導入。

※知能検査に初めてIQを導入。

 

 

 

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1939年

・ウェクスラー=ベルヴュー知能検査

偏差IQ(DIQ)=同年齢集団内の平均と比べ、どの程度高いか低いかを示す。

WAIS-Ⅲ、WISCⅢ

FIQ(全検査)

VIQ(言語性)

PIQ(動作性)

<群指数>

言語理解(VC)

知覚統合(PO)

作業記憶(WM)

処理速度(PS)

 

WISC-Ⅳ

FIQ(全検査)

<指標得点>

言語理解(VCI)

ワーキングメモリー(WMI)

知覚推理(PRI)

処理速度(PSI)

 

※初の偏差IQ導入。

 

ウェクスラー・ベルビューに加瀬亮の写真を使ったところが、

私による、私のための工夫であった。

ルージュマジック

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思うところあって、メイクアップ講師のような人に、メイクをしてもらった。


事前にアンケートみたいのがあって、どんな感じがいいか?ということだったので


ナチュラルに


と答えた。


メイクをしてもらって、家に帰ると、いけないルージュマジックの坂本龍一みたい。。。怖い。


と言われた。


なんやねんルージュマジックて!


と思い画像をみるとこういうのだった。


姉にも自撮りを送ったら、きつい感じになってる、いつものほうがいい!とのこと。


次回、講師にはこれらのフィードバックを伝え、ルージュマジックの世界からは遠ざけてもらいたいと伝えよう。


しかし、これはこれで面白いので坂本龍一だけでなく忌野清志郎にも挑戦して、また家族を怯えさせてみたい。









ある紅茶cafeについて

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大丸の近くにある紅茶カフェ

古いビルの二階

割と広いワンフロア

窓が大きく開放感あり

ソファあり

 

ここで飲むのは、ホットミルクティ。

 

ここの紅茶は

 

1. 濃い

2. 差し湯がついてくる

3. ミルクもたっぷりついてくる

 

2ヶ月に一回くらい

ここにきてお茶を飲み

息をつく。

 

年に一回くらい

ちょっと遠くからきた人とか

初めて2人で話す人、みたいな

だれかとゆっくり話したいときにも、来る。

 

私は差し湯も全部紅茶にして飲むので

まあ3杯くらい、飲む。

 

ケーキは素朴で

生クリームがほどよくぽてっとしており

ほどよく甘く

オレンジやチーズケーキなどは、ほどよく酸っぱく

まあ、私にはわりと丁度良い。

 

店員さんってどのくらい、お客さんの顔を覚えているものなんだろうか。

できれば覚えられないでいたいのだが、無理だろうか。

 

 

SSちゃんからの手紙

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大学を卒業し、保育所で働き始めて2年目くらいの秋に、

姉Sちゃんが第一子を出産した。

 

Sちゃんは里帰りしてきてて、前日夜に旦那さんと一緒に病院へ行ったのは知っていたんだけど、朝起きたら生まれたと連絡があったということで、私は出勤前にその病院へ寄った。季節は今くらい、秋。午前7:00前だったと思う。

 

Sちゃんと赤ちゃんはまだ分娩室にいて、なぜか看護師さんが待ってましたとばかりに「はいはいはいこっちこっち」と通してくれたので、分娩室で横になってるSちゃんと赤ちゃんに会うことができた。Sちゃん(姉)はきらきらしていた。その赤ちゃんはSSちゃんと名付けられ、たいそう美しく賢い子どもであった。

 

私はSSちゃんと親しくなった。いちどだけケンカをしたこともあるのだが(それは彼女が2才頃のこと、原因は、わらびもちであった)。保育所に勤務しはじめてからというもの、自我状態の一部がはっきりと幼児に同化しつつ成長し直す過程を辿っていた(奇妙な体験であるが、最初の3年間は本当にそうだった。ちゃんと大人の私が仕事はしていたのですが)私にとっては、SSちゃんは姪でもありながら、とても気の合う友達という感じになった。

 

そのSSちゃんが、5才くらいのとき、家族の都合で外国に引っ越した。

まだ引っ越して間もない頃、頭の上に麦の穂を持った男の子と女の子の絵を描いて送ってくれた。左利きの彼女は、右から左に手紙を書いたようで

 

かすできんげわちにんこ 

さだくてくおおんどう

てくろしもおわんえす

すでょしばみすいい

 

という文章が添えられていた。

これはつまり

1 元気ですか?

2 うどん送って下さい

3 面白くていい住み場所にいます

 

ということを言っているのだった。彼女は想像力も創造力もたくましいのだが、同時にとてもプラクティカルな人間なのだ。

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(麦の穂と男と女:SS画)

今考えるとあの麦も、うどんのことを想って描いたのかもしれない。