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旅、ごはん、歌、臨床心理の勉強など興味のあることと、考えたことの記述

とにかく便利なホワイトボード

ホワイトボードは私の仕事に欠かせない道具。どんな風に使ってるか、少し書いてみます。

 

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フォニックススペリングを教えるのでなく、スペリングチェックの技術を身につけられるよう助ける。困った時に即座に書けるハンディさと、間違えてもすぐに消してやり直せるストレスの少なさが、ホワイトボードのいいところ。消しゴムで消すのもイーッてなる原因になるからね。

 

 

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作文も、まずは内容をパラグラフごとにまとめ、全体像を把握できるようスキャフォルディング(骨組み作り)の方法を教える。今日うまい作文ができなくていいから、5年後に自分で書けるように。

 

 

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本人に考えてもらうABCチャート。これは私の発明だと思ってるんだけど、似たようなことは認知行動療法とかでやってるんだろうか。

 

 

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 表出言語を鍛えるには、まず、場面と困り事を聞き取り、誰に話せばいい?何て言ったらいい?まずは準備、それから練習、で、本当に言いに行ってみる。言葉に詰まっても口頭で教えるのでなく、視覚的プロンプトにすれば、自分でできた感が増す。援助ありでも言えたらもちろん強化。ご協力してくれる先生方にも感謝を伝えて強化します。

 

 

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 定番、まずはこれがあれば落ち着く方が多い、スケジュールの視覚化。

 

 

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 ソーシャルスキルトレーニングにも。これは感情を表すボキャブラリーの導入場面。良い、悪い、その中間、、、とグレーゾーンも感覚的に位置でソートできる。

 

 

 

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カウンセリングであちこちに飛びがちな出来事の振り返り話を、気持ちも聞き取りつつメモ。ビジュアルでエコーされると、話しやすくなるみたい。

 

 

 

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算数にも。

口でごちゃごちゃ言われても、ぽかんとして一向に頭に入ってこない、という体験は私にもよくある。

なので、全然分かってなかった子が「おお!なるほど!」というような顔をして、それを見ながらひとり嬉々としてワークシートを仕上げ始めるようなビジュアルがあげられたときは、私も、良い仕事した!と思う。