Macの不具合とその解決
先週末の話。
急ぎの仕事中、Macの電源が残り2%であることに気づいた。充電しようとしてもアダプタがうまくつながらない。つなげるところの先が、何となくがくがくしてるようで、充電ランプがつかない。よく見てみても、何が悪いのかわからない。
使い始めて6年くらいの間に、充電器は一回断線して買い直したし、最近はタッチパネルの誤作動もあり(ネットで見つけた再起動方法で治ったけど)、なんとなく怪しいとは思っていたけど。今日は調子良かったのに。
ともかく残り2%の命でやるべきことは?
と考え、ここ1週間くらいで仕事に使いそうなデータをメモリスティックに入れる。安全に抜く。電源落ちる。
間に合った。
冷静。迅速。脳内で拍手。
けど。
この半年バックアップとってなかったことを考える。タイムマシンは画面上で何度も警告してくれていたのにも関わらず。
愚図。馬鹿。己を詰る。
さて、仕事が終わり、対処を考える。来週は外で大量インタビューの仕事があり、このMacが動かないと困る。
またアダプタの断線かもしれない。それなら一万円出してニューアダプタ買おう。お金はもったいないが、これなら一瞬で解決するので、もう、これを望む。
まず三宮ジュンク堂内にできたアップル出張所的なところに行くと、1時間半後に来てくれと言われる。ブースは思ってたより小さい。ハーバーランドのソフマップのアップルサービスセンターの方がだいぶ大きいな。ハーバーランドに用事もあるし、そっちに行くことにした。
荷物多かったのでいったん家に帰る。ストーブ点け、座る。
もう一度アダプタ試すが、充電ランプつかない。なんかガタガタ。
何で?昨日ここで充電したのにな・・・気がつくとソファで寝てしまっていた。外が寒すぎると、ソファに到達して数分で気を失うことがある。
目覚めて再始動。ハーバーソフマップのアップルセンター、やっぱり大きい。カウンターもいっぱいあるし・・・と思ったら「本日受付終了」って看板立ってる。でも、数人のお客さんがまだカウンターで相談してる・・・どうも「まだやってる感」がある。
とりあえず
「あの・・・終了、でしょうか?」と目があった人におずおず訊ねると「明日以降の修理承ることできます」とのこと。症状話すと、センターのアダプタでも充電を試してくれた。これで充電できるなら、アダプタの問題なのだ。買って帰れば良い。解決だ!
・・・ところが!センターの充電器でもだめだった。カクカクしてて、ちゃんとつながらない。充電ランプも灯らない。
ああ。そうなるとやはり本体の問題ということになる。担当者から「預けて帰るなら“分解されて初期化されてもいいです”の紙にサインしなさい」と言われる。
記入しつつ、疑問が頭をもたげてくる。
どうだろう?さっきまであれほど元気に働いていたのに分解だなんて。本体がおかしいというより、電源が切れて、その充電ができないだけなんだけどな。
それで、担当者に「どうも分解するような話ではない気がする。この本体の、充電器を受ける部分の問題のような気がするんだけど。この、つなごうとすると、なんかカクカクするところ。ね。ここだけ変だと思う。」の旨を伝える。
担当者
「でも電源が入らないと、本体が正常かも、確かめようがないんですよ。」
電源。その充電ができないですもんね。なんとか、アダプタ以外から充電する方法ってないですかね(ないやろね、と思いつつ)。
しばらく待ってると、黒縁めがね、20代後半とおぼしき青年店員がやってきた。事情を聞き、充電器をさしてみた彼は、本体の繋ぎ目のところをよく見はじめた。充電しようとするとカクカクするところ。最初は首をかしげていたが「おお!」という顔をして、一旦、店舗の裏に引っ込んだ。
で、黒いピンセットを持って帰ってきた!
期待が高まる。事態が好転しそうだ。
彼は、ピンセットで充電口をつつきはじめた。
今ここで分解しているの?こわすの?
ピンセットで彼は、小さい曲がった針金のようなものを取り出した。続いてもう一本。ピンセットを置いて、充電器さす。ランプが点灯した。
「ああ!!!何ですかこれは?」
「どうも、ホッチキスの芯のようです」
そういえば、Macの充電受け部分は、マグネットになってるんだよね。
どうも、
1.私が部屋でホッチキスを使ったとき、芯がこぼれた。
3.充電器受け部分マグネットがホッチキスの芯を2本、吸い寄せた。どういうわけか、きれいに2本がはめこまれた。
のではないか、と思われる。
PROBLEM SOLVED.
その後、
半年ぶりにMacのバックアップをした。
私はこういうのを買った方がいいのかもしれない。