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旅、ごはん、歌、臨床心理の勉強など興味のあることと、考えたことの記述

ぐでたまの仲間

リラクセーションの方法で、漸進性筋弛緩法というのがある。漸進性というのは「順を追って」ということ。

 

ざっくり言うと、大切なのは

1.力を入れる

2.ゆるめる

 

という手順。いきなり「はい力ぬいて」と言われてもむつかしいんだけど、この1の「力を入れる」手順を経ると、ゆるめる感じが分かり易くなる。手、腕、首、肩、顔、背中、足・・・と身体の部位ごとに「力を入れた状態」「ゆるめた状態」を意識しながらやっていく。

 

漸進性筋弛緩法と似た発想で、イメージ使ってやる方法もある。面接で試してみて良さそうだったのは

「ゆでる前のスパゲティ」と「ゆでたあとのスパゲティ」のイメージ。

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かたいね!これが力の入った状態。

「まず、これになってみましょう」と言うとみんなピーン!となる。「ゆでる前のスパゲッティになるとどうですか・・・本当かたいですねえ、このかたさをしばらく感じてみましょう・・・どこに力が入ってますか・・・ああ、おでこ?!へえ〜、・・・ああ、足の

先もかたいですか、確かにピーンとなってますねえ」と報告してもらいつつ、フィードバックしつつ。

 

「では次に、ゆでたあとのスパゲティになりましょう」と、こんどはこんな感じの画像を見せる。

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ピーンてなってた人がこれ見るとちょっと笑います。それで、ぐでっとなってくれます。「ゆでたスパゲティはどうですか・・・力ぬけてますね〜。どうですか〜」ということで、こんどはその感じを味わう。

 

同じように、サンリオのキャラクターの「ぐでたま」も使えるという情報がありました。

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それで、これも試してみました。

あるクライエントさんは、これを見てくすっと笑ってくれたが、その場ではこのぐでたまの真似はしようとされなかった。

 

なんででしょう。

やはり先に

手順1.力を入れる

をやったほうが、

2.ゆるめる

に行きやすいんですかね。

 

そこで、ぐでたまにも固い相方があるといいだろうと考え、わたしは「かたゆでたま」を描いてみた。

 

まだ誰にも試していないが、近々試してみるつもりだ。

リラクセーションに役立つようであれば、サンリオさんに新キャラのご提案をしなければ・・・。

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