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旅、ごはん、歌、臨床心理の勉強など興味のあることと、考えたことの記述

日曜の講義

日曜日、とある病院で行われたある療法についての講義に参加してみた。

参加費は9,000円。1日かけて学ぶ講義。知らない病院の知らない主催者だったけど参加したのは、私がこの療法を本で学んで使っているけど実践の手順やコツみたいなことを具体的に知りたかったから。今まで「何も学ぶところのない講義」というのには遭遇したことがなかったので、今回もある程度期待していた。多少退屈な講義だったとしても、何かしら学ぶことはあるもの、とこれまでは思っていた。

 

最初の1時間は主催者が話すということだった。

この人の話は情報量が少なく、主張も薄く、全体的なまとまりも悪く、歯切れも悪く、知識も中途半端で、更に誰かの悪口を言うことで自分が賢いと思われたいというくだらない動機で準備されたスライドが数枚あった。また逆のねらいからか、これまでに招いた講師とこれから予定してる講師の名前を何度も羅列する。自信がないのか、話の語尾はゴニョゴニョと濁し、メイン講師に「ね?多分ですけど、ですよね?」と同意を求める。調べてから話せばいいのに。メイン講師も突然の飛び火に「ああ、多分、ですねですね」。だって。私だったら「いやちょっと何言ってるかわかりません」って言うのにな。


くだらな過ぎてすぐに出て行きたくなったが、大人なので我慢した。この主催者の講義が1時間弱。


感情のオーラが目から発されがちな私は、目を伏せていた。伏せなければ私の目は「アホアホアホアホ」とその主催者に向かってオーラを飛ばし、主催者は落ち着かない気持ちになったかもしれない。主催者は、私が目を伏せていたことに関して感謝してほしい。

 

その次のメイン講師の話は、主催者の話から比べるとオーガナイズされていたし、少しテンポは遅いものの、学ぶところはありそうだった。しかし、全体的に、初級の本に載っている程度のことだった。それでも講義をしたのがこの人だけだったら、1日我慢したかもしれない。しかし先ほどの主催者のくだらない1時間ですっかりやる気をなくしたので、昼休みを機に午後の講義は捨てて帰ることにした。

 

将来、どんな立ち場になっても、どんなに忙しくても、ああいうくだらない講義だけはしないようにしよう。